メイクの起源
古代から、口や耳などの身体の穴からは、悪魔など良くない物が進入すると思われていた。それを防ぐために、約7万年前「赤色」の物体を顔面に塗りつけるという、魔除けのような習慣が「メイク」の始まりだといわれているそうです。
当時の人骨が出土した際、口に赤色の顔料付着していた痕跡があったことから、わかったそうです。
そのほかにも、人々が目や唇に化粧をしている絵画が、紀元前1200年代頃のエジプトでも見つかっているそうです。有名なツタンカーメンの黄金のマスクをみても、目の周囲にアイラインをしていたことは記憶に残っている方が多いのではないでしょうか?
当時のアイラインの原料は、紺色の鉱石であるラピスラズリだったそうです。
それを微細な粉にして液体に溶かしてメイクに使われていました。何とも高価な「アイシャドウ」です。
現在でも中近東地域ではこのようなアイラインを日常に行っているところもあるとか…。
中世ヨーロッパでは、顔に蜜蝋を塗り、その上に白粉を叩くという化粧方法が流行した。まさに「おしろい」の始まりでしょうか!?
この化粧方法をはじめたのはイギリスの女王エリザベス1世と言われていて、「聖性を高める」という目的で、戴冠式などの教会の儀式の際に用いられていたそうです。
それを貴族達が倣うようになって広まっていきました。
蝋が溶けると化粧が崩れていくので(化粧崩れの元祖でしょうか)寒い日でも暖かいところに近づくことすらできなかったとか・・。昔から「美」を維持することには試練を伴ったのですね。また、当時の白粉は白鉛などが含まれていたために鉛中毒になる人も多かったそうです。この鉛中毒では、皮膚にシミができやすかったらしく、これをごまかすために「つけぼくろ」が貴族の間で流行した時期もあったそうです。